例年に比較し、感染性胃腸炎が増加傾向!
現在、感染性胃腸炎の患者数が増加しており、東京都内でも流行がみられます。
当院では小児の診察は行っておりませんが、大人の方の胃腸炎の診察を行っており、脱水症の早期発見や点滴治療が可能です。
感染性胃腸炎の原因と治療法
多くがウイルス性、抗菌薬は不要
この時期の感染性胃腸炎の多くはノロウイルスやロタウイルスなどのウイルス性であり、抗菌薬(抗生物質)は効果がありません。
そのため、治療の基本は対処療法となります。
対処療法のポイント
- 水分補給:嘔吐や下痢が続くと脱水のリスクが高まるため、こまめな水分摂取が重要。
- 食事の工夫:消化の良い食べ物(おかゆ、スープなど)を摂取し、刺激の強い食品は避ける。
- 安静を保つ:体力の回復を優先し、無理な活動は控える。
当院での診察と治療について
① 診察・採血で脱水症を早期発見
当院では、診察や採血によって脱水の程度を評価し、早期に対策を取ることができます。
② 点滴治療が可能
脱水症状がある場合、点滴による水分補給を行い、早期回復をサポートします。
③ 入院加療が必要な場合は大きな病院へ紹介
重症の脱水や症状の悪化が認められた場合は、適切な医療機関へ紹介し、入院加療を受けられるよう対応いたします。
感染を防ぐために
感染性胃腸炎は接触や飛沫を通じて感染しやすいため、以下の対策を徹底しましょう。
- 🧼 手洗い・消毒:食事前やトイレ後はしっかり手を洗い、消毒する。
- 🥄 食品の加熱:ノロウイルスは85℃以上で1分以上加熱すると不活化するため、生食には注意。
- 🚫 タオルや食器の共用を避ける:家庭内感染を防ぐため、タオルや食器を分ける。
まとめ
- この時期の感染性胃腸炎はウイルス性が多く、抗菌薬は不要。
- 診察や採血で脱水症を早期発見し、必要に応じて点滴治療が可能。
- 重症の場合は大きな病院へ紹介し、適切な治療を受けられるよう対応。
- 手洗い・消毒・食品の加熱などの感染対策を徹底することが重要。
体調に不安がある方は、お早めにご相談ください。
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