平素より武藤クリニックをご愛顧いただきありがとうございます。
「骨が弱くなるのは年齢のせいだから仕方ない」と思っていませんか?
実は、骨粗鬆症は適切な検査と治療を行うことで進行を防ぎ、骨折のリスクを大幅に減らすことができます。特に高齢者の転倒は、骨折につながりやすく、要介護状態になる大きな要因です。定期的な骨密度検査を受け、早めの対策をとることが大切です。
骨粗鬆症と転倒のリスク因子
米国予防医学専門委員会(USPSTF)は、65歳以上のすべての女性に骨粗鬆症のスクリーニングを推奨しています。また、65歳未満でも以下のリスク因子を持つ方は、早めの検査が必要です。
✅ 加齢:年齢とともに骨密度は低下しやすくなります。
✅ 閉経後の女性:エストロゲンの減少により、骨の脆弱化が進行します。
✅ 家族歴:親が骨折した経験があるとリスクが高まります。
✅ 低体重・栄養不足:BMIが低い、カルシウムやビタミンDが不足している。
✅ 喫煙・過度な飲酒:生活習慣が骨の健康に影響を及ぼします。
✅ ステロイドや特定の疾患:リウマチや糖尿病、長期的なステロイド治療もリスク因子です。
上記のいずれかに当てはまる方はもちろん、そうでない方も、骨密度検査を受けてご自身の骨の健康状態を確認しましょう。
当院の骨密度検査(MD法)
当院では、MD(Morphometric Digital)法による骨密度検査を導入しています。
この方法は、短時間で測定でき、被曝量が少なく、骨密度を測定できるのが特徴です。
✔ 短時間で測定可能(検査は数分で終了)
✔ 被曝量が少ない(両手のレントゲンのみでOK)
「自分の骨密度は大丈夫?」と気になる方は、一度検査を受けてみませんか?
早期発見・早期治療が骨折予防の第一歩です。
転倒予防のポイント
検査はもちろんですが、予防も大切です。
- 適度な運動:筋力やバランスを維持する運動を取り入れる。
- 生活環境の整備:段差をなくし、滑りにくい靴を履く。
- 栄養管理:カルシウム・ビタミンDをしっかり摂取する。
当院の診療体制
当院では、毎週木曜日に整形外科専門医が診察を行い、それ以外の日も院長や他の医師が診療を担当しています。
骨密度検査は予約不要で受けられますので、お気軽にご相談ください。
骨折は、転倒してからでは遅いもの。
「転ばぬ先の杖」として、骨密度検査を受けて、安心できる健康生活を送りましょう!
参考リンク:
▶️ 骨粗鬆症スクリーニング推奨の最新情報(CareNet)
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