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「いぼ」の原因と治療法|尋常性疣贅を早めに治しましょう。

平素より武藤クリニックをご愛顧いただきありがとうございます。

今回は、ウイルス性のイボについてです。
尋常性疣贅(いわゆる「イボ」)は、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によって発生します。
特に手指や足の裏にできやすく、放置すると数が増えたり、大きくなることがあります。
現在の標準治療は液体窒素療法(凍結療法)と角質の削り治療が中心となっています。

尋常性疣贅の特徴
硬く盛り上がった皮膚の変化:表面がざらざらしていることが多い
手や足にできやすい:特に圧力がかかる部位(足の裏など)に多くみられる
ウイルス感染が原因:直接接触や共用物品(タオル、スリッパなど)を介して感染することも

当院での治療方法
① 液体窒素療法(凍結療法)
• 治療の仕組み
液体窒素(-196℃)を綿棒やスプレーで患部に当て、ウイルス感染した組織を凍結・破壊する治療法です。
• 治療回数
1回の治療で完治することは少なく、**通常1~2週間ごとに複数回**の施術が必要です。
• 副作用・リスク
治療後、水疱(みずぶくれ)や血疱(血が混ざった水疱)ができ、痛みを感じることがあります。水疱ができた場合は無理に破らず、早めに受診してください。
② 角質の削り治療
液体窒素療法の効果を高めるため、硬くなった角質を削る処置を行います。これにより、治療薬や凍結療法の効果がより深部に届きやすくなります。

早期治療の重要性
放置するとイボが増殖したり、他の部位へ感染するリスクがあるため、気になる症状がある場合は早めの受診をおすすめします。

また、イボに見えてもウイルス性でないイボもあるので、お悩みの方は、お気軽にご相談ください。

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